更新日 2019.04.16

かかとのガサガサの対策方法と原因を詳しく解説

夏だけでなく気になるかかとの乾燥・ガサガサ感・・・。ストッキングを履く時にひっかかって伝線させてしまったりと、かかとのガサガサ感がとても気になりますよね。できることならかかとは柔らかくつるつるな状態を保ちたいものです。

今回はかかとのガサガサや乾燥の対策方法や原因について詳しくご紹介したいと思います。

◎かかとがガサガサになりやすい原因とは

身体の皮膚の中でかかとだけがガサガサで困っている…という方は多いと思います。それもそのはず、かかとは人間の身体の中でもっとも皮膚が厚く硬い部分だといわれています。ですのでがさがさになりやすかったり、乾燥したりひび割れを起こしやすくなってしまうのです。

具体的に言うと、「硬質化」が原因の1つとして挙げられます。
・硬質化とは
皮膚は表皮・真皮・脂肪の3層からなり、表皮の一番外側を角質層といいます。よく美容関連のサイトや記事を読んでいると出てくるワードですね。この角質層は角質細胞が層状になったもので、奥の細胞が角質層へ押し出されて新しい角質細胞となり、古い角質細胞が剥がれ落ちていくことで新しい角質細胞が表に出てきます。古い角質細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでの流れをターンオーバーといいます。これもよく聞きますね。このターンオーバーにかかる日数は年齢などによって少しずつ増えていきます。

そんな角質層は皮膚の内側のうるおいを保つ役割があったり、外的刺激から守ってくれるはたらきなどがあります。ですので外側からの刺激が多かったりすると角質層が厚くなり内側を守ろうとします。
その刺激によって徐々にかかとの角質層が硬くなる硬質化が起きてしまうのです。

また、うるおい不足もかかとががさがさになる原因の1つです。

足の裏やかかとには毛穴がないので、皮脂腺もないのをご存知ですか?

皮脂腺がないということは、皮脂の分泌もされないのです。皮脂は汗と混じって皮脂膜をつくり水分の蒸発を抑えるはたらきがあるのですが、皮脂腺がないということは汗だけは出るけれど皮脂膜がつくられないのでうるおいを保つのが難しいといえます。
また、足は汗をかきやすいのですが、汗が蒸発するときに足の周りの水分まで奪ってしまうので、結果的に汗をかきやすい足はうるおい不足になりやすい、ということがいえます。

また、特に女性は足が冷え症だったり筋力が不足しているので血流が悪く水分や栄養が十分にいきわたらない方も多く、かかとががさがさになる原因の1つでもあると考えられます。

◎ではかかとのガサガサにはどうすれば予防・対策できる?

かかとのガサガサの原因をご説明させていただいたところで、今度は予防方法・対処方法などをご説明したいと思います。
まず、ガサガサになったかかとの対処法として厚くなった角質を削るというのが有名ですが、ここで大切なのは、「角質ケア」「保湿」を正しく行うことです。また、角質ケアをしてから保湿をする、という順番も必ず守ってください。角質ケアのあときちんと保湿をしないと、刺激を受けやすくなったかかとがまた守ろうと角質を厚く作ってしまうこともあります。角質を削る際には削り過ぎないことも大切です。非常に厚くなってしまったとき以外はあまり強く角質を削るのはやめて、スクラブやゴマージュでやさしく角質を削る程度にして、保湿をたくさん行うようにしましょう。

次に、かかとのガサガサの予防方法をご説明致します。
予防方法としては、足の血流をよくするために運動不足を解消したり、歩き方にも気をつけてみましょう。かかとから足をつけるような歩き方ではかかとに過度に刺激が加わってしまいます。また、冷え症の方は足を冷やさないようにレッグウォーマーを浸かったりするのもおすすめです。

対処法と同様、かかとへの保湿をこまめに行うのも勿論予防方法としておすすめです。
べたつきが気になりにくい箇所なので、油分の多いクリームを塗って靴下をすぐに履くのをおすすめします。

◎しっかりとした保湿と、身体を健康に保ちガサガサとおさらばしましょう
無関係に思いがちですが、筋力が落ちて冷え性からかかとがガサガサになってしまうのは少し驚きですね。なるべく正しいキレイな歩き方を身に付けて、冷え性対策や保湿をしながらかかとのガサガサのお悩みを軽減してみてはいかがでしょうか!

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