小さい頃からご両親に「よく噛んで食べなさい!」と教えられた経験がおありの方は多いのではないでしょうか。早食いは百害あって1利なし、よく噛んで食べるとダイエットや美肌・口臭予防や脳の活性化など、メリットが沢山です。よく噛んで食べる習慣を身に着けると、身体にとってとても良い効果が得られるといわれています。今回は、よく噛んで食べることでどんなメリットがあるのか具体的に、詳しくご説明したいと思います。
◎超お手軽!よく噛んで簡単にダイエット
よく噛んで食べるだけでダイエットになります。食事制限をするわけでもないのでストレスも少なく続けられますよ。何故よく噛んで食べるとダイエットにつながるかご説明しますと、食べ物が大きい形のまま胃腸に入ると消化や吸収に時間と負担がかかってしまいますがよく噛めば細かい食べ物が胃腸に入るため負担が減り、消化と吸収がスムーズに行われるので便秘解消にも一役かいます。また、よく噛むことで唾液の分泌が促進され、食べ物の糖の分解がされやすくなります。糖の分解が効率よく行われると、血糖値が上がり満腹を感じやすくなります。さらに、「噛む」という行為自体でも脳が満腹中枢を刺激し脂肪燃焼ホルモンも分泌されやすくなる効果があります。
◎よく噛めば虫歯予防・口臭予防にも
先ほどもご説明しましたが、よく噛めば噛むほど唾液が分泌されます。唾液には「虫歯」「口臭」などの口内環境を良くするはたらきがあります。よく口臭が気になる方は梅干を摂ると良いという話がありますが、あれも唾液の分泌が促進されるからです。
◎よく噛むことで美肌・若返りホルモンが分泌
よく噛んで食べると便秘解消につながります。便秘はお肌の大敵ですので、便秘解消するだけでも美肌効果があるのですが、更によく噛むことで分泌される唾液の中には「パロチン」という若返りホルモンが含まれているといわれ、パロチンには身体の中を若々しく保つという働きがあるそうです。肌の新陳代謝の活性化もありアンチエイジングに高い効果が期待できます。美容によいといわれる有名な「ローヤルゼリー」がありますが、そのローヤルゼリーに似た成分がパロチンに含まれているそうです。皮膚や筋肉、目などの粘膜強化にも効果があるといわれているので、よく噛むだけで美肌効果が期待できるなんて嬉しいですね。
◎よく噛んで脳の活性化にも期待
脳の中で記憶を司る「海馬」という部分。この海馬は年齢と共に萎縮するといわれ、海馬の萎縮は物忘れなどの原因になります。この海馬は鍛えれば萎縮を改善できるといわれており、それが「噛む」ことで改善できると研究結果が出されたそうです。
「噛む」という行為はとても複雑で、咀嚼には脳の指令が沢山行われています。食べるだけでも脳の刺激が得られるのですが、「よく噛む」ことで脳への刺激がさらに増えます。実際によく噛むと脳内の血流が増え神経活動が活発になるそうです。脳内には口と関係した神経がたくさんあるそうなので、よく噛んで食べて沢山脳に刺激を与えましょう。
◎普段の食事を沢山噛むようにするだけで色んなメリットがあります
現代人はやわらかいものを摂取する機会が多く、なかなかよく噛むという癖がつきにくい方が多いと思います。ですが「よく噛む」という行為にこれだけのメリットがあるとわかれば、普段の食事を少し気をつけて沢山噛んで食べるだけで身体にとてもよい効果が得られるといえます。お茶やお水と一緒に食事するとつい噛む回数が減りがちになるので、食事の際のお茶やお水は食前・食後にするか、最低限の量にしてしっかりと噛む癖をつけましょう。
美味しいご飯はつい早食いしてしまいがちですが、よく噛んで味わって食べることで「美味しい」だけでなく「身体にうれしい」効果を簡単に手に入れてみてはいかがでしょうか。
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