寒さも本格的になり、冬の訪れを感じる季節になってきました。
このような時期は空気が乾燥するので、手足が痒くなる、からだ全体に粉ふき状態になっている、顔の肌がつっぱってしまう、化粧がうまく乗らない乾燥肌でお困りの方も多いと思います。
乾燥肌だけでも気になるお悩みなのですが、この時期辛いのが「かゆみ」
今回は「かゆみ」についてまとめてみましたので参考になりましたら幸いです。
肌の仕組み
私たちの体の表面を覆っている肌(皮膚)は紫外線やアレルゲンなどの様々な刺激を防御してくれる役割をしています。皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つの層からできていて、表皮は角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層で成り立っています。
なかでも、一番外にある角質層はわずか0.02mmというラップ一枚程度の薄い膜でバリア機能と保湿機能という大切な役目を果たしています。このことから、健やかな肌をつくるには角質層の水分量を保っていく事が大切になってきます。
皮膚の水分保持に必要なものは?
・セラミド
角質細胞の間を埋め、水分をキープしています。セラミドは最強の保湿物質。
・皮脂
角質層の表面をコーティングして肌の水分の蒸発を防ぎ、肌の外部からの刺激から肌を守る。
乾燥肌とは?
乾燥肌とは、肌の水分・皮脂の不足している肌。つまりセラミドと皮脂の不足している肌となります。一番外側にある角質細胞は次の新しい細胞に押し出され、古い角質は垢となって毎日剥がれ落ち、28日周期で新しい皮膚に生まれ変わります。ですが、このサイクルがうまく行われないと古い角質がいつまでも剥がれず肌表面に留まってしまい、肌がカサカサになってしまうのです。
かゆみはバリア機能が低下したサイン
肌のバリア機能の低下が進行していくと、「かゆみ受容体」と言われる神経が伸びてきて、外からの刺激をいち早く察知しようとします。正常な肌の時は、かゆみの神経が基底層までしか伸びていないのですが、乾燥肌になると角質層まで伸びてきます。お風呂に入ったときや布団に入ったときに突然かゆみを感じるのは、かゆみの神経があたためられると感度を増すためということもわかっています。また、赤ちゃんは乾燥するとかゆみの神経が角質層を突き抜ける事があると言われているので、このことから赤ちゃんのスキンケアも大切な事がわかります。
さらに肌の乾燥が進行すると、痒みから掻いてしまうという悪循環になり、角質層がボロボロになってしまうので、雑菌が侵入し炎症を引き起こしてしまいます。
このような状態にならないためにも、乾燥を防ぐ事が大切です。寝ている間の成長ホルモンによる肌の修復はとても大切なので、睡眠をしっかりと摂ってください。理想は22時の就寝ですが、なかなか難しい方は0時までには布団に入れると良いですね。食事も三食バランス良く、適度な運動を心掛けてください。お食事に関しては前回の乾燥肌を防ぐ食材・栄養素を参考にしていただけたらと思います。
それから毎日のスキンケアは保湿が大切です。Kireiでは、プラセンタエキス高濃度配合のピュアエッセンスをオススメしてます。肌の状態がかなり悪化しているとしみる場合があるので、しみる場合はしばらく精製水で10倍ぐらいに薄めて、しみなくなったら原液でピュアエッセンスをご使用ください。
また、「かゆみ」は肌の乾燥で起こるケースが多いのですが、実は他に原因がある場合もあります。では、どのような事が原因になるのでしょうか。
肌の乾燥以外のかゆみの原因は?
◯黄色ブドウ球菌の繁殖によるかゆみ
肌には善玉菌の表皮ブドウ球菌、悪玉菌の黄色ブドウ球菌、日和見菌の一つにアクネ菌があります。
肌を引っ掻いたり、肌を洗いすぎてアルカリ性に傾きすぎると、黄色ブドウ球菌の働きが活発になり毒素を作り出すため、炎症やかゆみが引き起こされます。痒みがあるからとさらに引っ掻いてしまうと、角質の隙間で黄色ブドウ球菌が大量に増殖して湿疹なども引き起こしてしまします。
対策は?
・肌を洗いすぎない。
・アルコールの入ったものを使用しない。ウェットティッシュなど。
・SBBクリーム(常在菌クリーム)をスキンケアの仕上げに使用する。
◯アレルギーによるかゆみ
皮膚にアレルゲンが触れたり、体内に取り込まれたことによるアレルギー反応で、痒みを引き起こす事があります。
対策は?
・ピュアエッセンスを洗顔後に使用する。
・からだを温める食事を摂る。
・亜鉛、抗酸化作用のある食材を摂る。
・マッサージでからだを温める。
◯肝機能低下によるかゆみ
ピリルビンと呼ばれる黄色い色素が代謝できなくなるなど何らかの原因で血中で増加し全身に巡ります。白目や皮膚が黄色くなる黄疸のことです。ピリルビンは皮膚の末梢神経を刺激するので、強い痒みが現れる場合があります。
対策は?
・バランスの良い食事を摂る。
・薬の影響による場合、専門医に相談する。
・プラセンタエキス配合の「激」、抗酸化作用のある「AOアプリ」を服用してみる。
◯精神的ストレスによるかゆみ
ストレスを感じると体内からストレスホルモンが分泌され、かゆみを感じる事があります。
対策は?
・自分の好きなことなどをしてリフレッシュする。
・人に話を聞いてもらう。
・マッサージを受ける。
・抗酸化作用のある食材を摂る。
・プラセンタエキス配合の「激」、抗酸化作用のある「AOサプリ」を服用してみる。
かゆみに対して気をつけることとは
いかがでしたでしょうか。肌のかゆみは、普段の生活を改善するだけでも症状が落ち着く事があります。
例えば、「肌をゴシゴシ洗わない」「シャンプーやボディソープを見直してみる」「からだを冷やさない」「熱すぎるお風呂に入らない」など、簡単にできることから実践することでかゆみを引き起こさない、潤いのある肌を目指せるでしょう。
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