更新日 2019.01.21

ダイエットにも効果的?自律神経を整える呼吸法

心とからだに有効的な呼吸法!

毎日何気なくしている「呼吸」。

現代人は、時間に追われていたり、夜遅くまで仕事、運動不足などで「呼吸」が乱れ、自律神経のバランスを崩しやすい環境にあります。

呼吸には「胸式呼吸」「腹式呼吸」があり、どちらも必要な呼吸法なのですが、ストレスや睡眠不足などが原因で多くの方が胸式呼吸に偏る傾向があり、その胸式呼吸が自律神経の乱れに深く関わっていると言われています。

では、なぜ胸式呼吸が自律神経の乱れに深く関わっているのでしょうか。

 

◎胸式呼吸は交感神経を優位にする

胸を膨らませる胸式呼吸は、浅く短い呼吸で交感神経が優位になります。

・アクティブな状態で、呼吸は浅く速い状態。

適度な緊張感であれば、脳がスッキリし、とても活動的になれるのですが、忙し過ぎたり、イライラや疲労が溜まると身体の緊張した状態が続き、血管が収縮して血流が悪くなり冷え性、肩こりなどの引き起こし、疲れもより取れなくなるので、やる気の減退や低体温につながってしまいます。基礎代謝も下がるため痩せにくくなり、太りやすくなってしまうのです。

また、浅く短い呼吸は身体に酸素が十分に行き渡らないため、細胞の機能低下を招き、免疫力が低下、疲れ、肌の不調、むくみなど、様々な不調として現れます。

・デスクワークが中心

・ストレスが溜まり過ぎて心が休まらない

・肩こり、首こりがひどい

・頭痛

・血圧が上がってきた

・なかなか寝付けなかったり、朝までに何度も起きてしまう

など

交感神経が優位になり過ぎている方は、自律神経の乱れを整えるために、腹式呼吸を意識的に取り入れることで心が休まり、代謝も上がって健康的な身体に近づいていきます。

 

◎腹式呼吸は副交感神経を優位にする

お腹を膨らませる腹式呼吸は、横隔膜を上下運動させる呼吸で副交感神経を優位にします。

・リラックスの状態で、呼吸も深くリズムも穏やか。

筋肉の緊張が緩み、心もゆったりとしてきます。そして、幸福ホルモン「セロトニン」の分泌も高まります。

セロトニンとは、神経伝達物質の一つで精神の安定に深く関わっています。脳内物質のドーパミン(意欲、快感)やノルアドレナリン(緊張、集中力)の暴走を抑え、精神のバランスを安定させています。また、睡眠の質の向上や自律神経を整える役割があるため、セロトニンが不足すると、うつ病や自律神経失調症、睡眠障害などになる原因にもなると言われています。

深くゆっくり息を吐くことで、セロトニンの分泌が高まるのでしたら、腹式呼吸を今すぐ始めたいですね。

 

他には、先ほど腹式呼吸は横隔膜が上下するとお話をしたように、横隔膜が上下運動をすることで内臓に刺激を与え、内臓の働きが活発になり血流も良くなり基礎代謝が上がってきます。意識的に腹式呼吸を行うことで、インナーマッスルも鍛えられるため、お腹周りの筋肉が引き締まり、内臓の位置も正常な位置に戻るので、スッキリとしたボディラインも期待できます。

さらに、たくさんの酸素を体内に取り込めるので、脳や内臓、皮膚などの細胞に酸素が栄養とともに血液にのってしっかりと届けられます。運動をしなくても有酸素運動をしているのと同じような状態になるのでダイエットの助けになりますね。

 

◎腹式呼吸の方法

 

①背筋を伸ばし、両手をおへその上にのせます。

②下腹部が膨らむように鼻からゆっくり息を吸い、肺いっぱいに吸って横隔膜を動かす呼吸をします。

③吸った時より長い時間で、口から少しづつ息を吐きます。

慣れてきたら、吸う時間の2倍の時間で息を吐いていきましょう。

 

最初は、身体の筋肉が緊張しているため、なかなか上手にできないかもしれませんが、次第に身体の筋肉が緩んできて、しっかり吸うことができるようになってきます。

朝晩3回づつ、たくさんできるようになってきたら1日朝晩10回ずつ行なっていきましょう。

 

◎時には胸式呼吸も必要?

先ほどまで、腹式呼吸を意識してとお話ししていたのに、どうして?と思われる方もいらっしゃるかと思います。

自律神経は交感神経、副交感神経どちらかに傾き過ぎてはいけません。

副交感神経に傾きすぎると無気力状態になり、寝ても寝ても眠い状態になります。以前私も経験した事があるのですが、長い時間寝ても眠いし、何をするにも億劫だったので、疲れているんだと思いその日はのんびりリラックス。

ですが、それでも眠い・・・。数日経っても気力がわかない・・・。これは副交感神経に傾きすぎているのが原因。ゆったりと過ごせば過ごすほど悪循環。血行も悪くなってきます。

このような時は、普段ならやらないことにチャレンジしてワクワクしたり、体操することで胸式呼吸が自然におこなわれ、からだが活性化するのでドンドンやる気も出てきます。

まとめ

自律神経が乱れないように、日頃から腹式呼吸を取り入れることで、バランスが保てるので毎日が楽しく、美容面でも健康面でも嬉しいことがいっぱい。

手軽にできる呼吸法。朝の3回から始めてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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kirei.press編集部です!ここでは、35歳以上の女性、男性に向けた健康と美容に必要な情報をお届けいたします。
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