冬になると風邪を引きやすいイメージがありますが、なんだかいつもと同じ生活パターンなのに不思議と疲れも溜まりやすい・・・そんな気がしていませんか?それ、もしかしたら気のせいではなく本当に疲れがたまっているかもしれません。今回は冬の疲労「冬バテ」についてご説明させていただきたいと思います。
◎冬に溜まりやすい疲労の原因は?
・寒さ
シンプルな理由ですが、寒さは血液循環が滞るので疲労がたまりやすい原因の1つです。また、温かい室内と寒い外との行き来、家の中でも温かいリビングから寒い廊下・・・など、寒暖差が激しいので自律神経も乱れるため脳や内臓などの働きが弱くなってしまいます。その結果疲労感や倦怠感、冷え性や胃腸の不調などが引き起こされるといわれています。
・睡眠時の室温
疲労回復には睡眠がとても大切なのは皆さんご存知と思いますが、寝室の温度が極端に寒いと交感神経の方が優位になってしまい寝付きが悪くなる・眠りが浅くなるなどの睡眠障害が引き起こされやすくなります。
・新年会などの胃腸に負担のかかるイベントが多い
新年会だけでなく、少し前には忘年会、クリスマスやお正月など何かとイベントが多いのが冬ですよね。お酒や脂っこいものの過剰摂取で胃腸に負担をかけてしまうと疲労が更に増えてしまいます。
◎冬の疲労回復にはどんな食事がおすすめ?
でも冬は寒いものだし、宴会が多いのも仕方ない、せっかくのイベント事は楽しみたい!というのも正直なところですよね。
そこで、普段の食生活にちょっと取り入れるだけで疲労回復に効果的な食べ物をご紹介したいと思います。
・ネギと豚肉でビタミンB1をしっかり摂取
ネギには疲労を和らげるアリシンという成分が含まれています。一方豚肉にはビタミンB1が沢山含まれているので相性抜群、疲労対策にとても効果的です。お鍋にネギと豚肉をたっぷり入れて、しょうがやにんにくなども足してみるとより体があたたまり寒い冬の疲労対策におすすめです。
・柑橘系果物とナッツ類をおやつに
果物のビタミンCは抗酸化作用があるといわれ、疲労物質を除去してくれるといわれています。また、アーモンドなどのナッツ類に含まれるビタミンEは活性酸素を除去してくれるので色の鮮やかな果物と一緒にデザートやおやつ代わりに食べるととても効果的に疲労回復の手助けをしてくれます。
◎やっぱり一番は冷え対策!身体をあたためて冬バテと戦おう
・血流の多いところを重点的に暖める
寒さは血液循環が滞らせ、寒暖差の激しさは自律神経の乱れを引き起こします。
ですのでまずは身体を常に暖かい状態を極力保つことが大切です。筋力不足で冷えにつながるので、運動不足な方は運動を積極的に取り入れて筋力アップすることも大切ですが、目先の冷えにはカイロや厚着などで対応し冷えを防ぎましょう。だからといって締め付けの強い服を何枚も着るのはおすすめしません。
首元や脇、腰周り、足元やふくらはぎを暖めると全身が暖まりやすいです。ハイネックのセーターや腰にカイロを当てたり、腹巻を利用したり靴にカイロを入れたりすることをおすすめします。
・効果的な入浴で寒さで凝った身体をほぐす
入浴では疲労回復・ストレス解消による自律神経の安定・身体を暖める効果がありとても効果的です。
おすすめの入り方は炭酸効果のある入浴剤を利用して40度前後の熱過ぎずぬるすぎない温度のお湯に20分程浸かる入浴法です。炭酸のお湯は浸透圧の関係で代謝機能がアップします。その結果血のめぐりがよくなるといわれています。
◎あきらめがちな冬の疲れは長引かせないで
寒い日々が続く冬。気分も落ち込みがちなので疲労がたまりやすいとよりストレスとなってしまいます。美味しい食べ物や、リラックスできる入浴法でなるべく早めに解消したいものですね。
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