更新日 2019.06.30

毛細血管とは聞くけれど、ところでどんなもの?毛細血管について解説!

健康・美容・若さの大きなカギと言われている「毛細血管」。 この毛細血管は、長さは地球の2周半(約10万キロ)と知られていて、血管の99%を占めていています。動脈や静脈とは構造も働きも違い、身体中の組織細胞に網目状に分布し、とても重要な役割をしています。
ですが毛細血管は、老化、紫外線、活性酸素などで減ってしまうため、体中の細胞が酸素不足、栄養不足になり病気や美容トラブルに繋がってるいるのです。 例えば、肌、腎臓や肝臓などの臓器、そして脳にまで影響して、肝臓病や認知症など、様々な症状の引き金になると考えられています。

毛細血管の構造

毛細血管は目に見えないほど細い血管で、直径は約1/100〜1/200mm。(指先は非常に細く1/200mm)
毛細血管壁は薄い基底膜という膜で覆われていて、内側に単層の内皮細胞と、その周りに巻きつくように点在している周皮細胞(壁細胞)で構成されています。
この周皮細胞は、毛細血管が傷ついた時にコラーゲンを作って傷を修復をする作用があります。
毛細血管は、動脈と静脈の間に網目状に広がっていて、血液はこの毛細血管を通り体の隅々まで酸素や栄養素を届けています。また血液は酸素や栄養素だけでなく熱も運んでいるので、冷えや免疫力にも関わってきます。
そして、今大きな問題とされているのが、毛細血管の一部が消失(ゴースト)するゴースト血管。毛細血管がゴースト化すると、血液が通わなくなり、血流機能が停止し、血管細胞が壊死してしまうのです。

ゴースト血管が招く様々な症状とは?

このように健康と若さを保ってくれている毛細血管に不調が起こると、健康面、美容面において様々なトラブルが出てきます。

○認知症
脳で血管がゴースト化すると、認知症のひとつであるアルツハイマー病の原因物質アミロイドβが十分に排出できず、脳に蓄積してアルツハイマー病が発症・進行しやすくなってしまいます。アミロイドβは健康な人の脳でも発生していますが、健康な毛細血管であれば、アミロイドβは脳の外に速やかに排出されています。

○骨粗しょう症
骨は壊されたり、作られたりを日々繰り返し、健康な骨を維持しているのですが、骨(海綿骨)でゴースト血管が増えると、カルシウムなどの新しい骨の材料が届けられず骨粗しょう症につながると言われています。

○高血圧症
20〜30代の毛細血管を100%とした場合、60代になると毛細血管がゴースト化し60%になるとされています。
よって末端に血液を届けるために、末端の毛細血管にかかる血圧が高くなります。

○糖尿病の悪化
腎障害や網膜症、神経障害など
ストレス・食事の乱れなどによる糖尿病が原因となり、全身の毛細血管を傷つけ毛細血管のゴースト化を招くと考えられています。その結果、糖尿病性の腎障害や網膜症、神経障害などの毛細血管トラブルを発症しやすくなります。

○腎臓のトラブル
腎機能障害、腎不全
毛細血管がゴースト化することで、多くの毛細血管から成り立っている腎臓は、塩分と水分の調整、血圧の維持、血液の状態をコントロールなどがスムーズに行えなくなり、血圧や血管のトラブルにつながります。


○消化器の不調
胃酸の異常や消化不良、腸の異常
毛細血管は粘膜の保護にも重要な役割を果たしています。毛細血管の機能低下は胃・腸の粘膜の不調につながります。胃酸や小腸からの各種消化酵素の生成・分泌が悪化し、食べた食物の消化、栄養素の吸収障害など多くのトラブルが発生します。

他には、免疫力の低下、心血管系トラブル、脳血管系トラブルなど重大な病気を引き起こしてしまうのです。

また気になるのが美容面。見た目の若さは毛細血管の若さと言われるように、毛細血管の若さに左右されています。

毛細血管の健康度チェック

□手の甲や腕に血管が浮き出てきた。アザができやすく治りにくい。
□肌の乾燥、しわ、くすみが気になる。
□唾液が少なくなった。喉が渇く。
□ドライアイ、目がかすむ、充血する。目やにが出やすい。
□月経痛、月経不順、頻尿気味、尿もれ、膣の乾燥などを感じる。
□手足のむくみ、冷えを感じる。
□爪が白っぽい、筋がある。欠けやすい、薄い、凸凹ができている。
□眠れない、夜中に目が覚める。昼間眠くなる。
□だるい、疲れやすい。風邪をひきやすい。
□やる気が出ない。イライラ、落ち込み。物忘れが多い。

爪を圧迫した時の色チェック

①人差し指の爪を、もう片方の手で上下に強くつまみ圧迫します。(5秒間)
②つまんだ指をパッと離して、爪の色を観察します。
 2秒ほどで元の色に戻れば毛細血管は健康な状態です。


チェックがたくさんついた方や、爪の色が白色から赤色に戻るのに2秒以上かかった場合は、心臓の毛細血管が衰えてきている可能性があります。

毛細血管に重要なのが副交感神経

人の体は自律神経のバランスが整っている時、健康な状態を維持できるのですが、寝不足や過度なストレスなど、日常のあらゆることでバランスを崩してしまいます。

自律神経は交感神経と副交感神経があり、緊張状態には交感神経が優位に、リラックスしている時には副交感神経が優位になります。上記の図より、忙しい方はとくに1日のどこかにリラックスできる時間を作ることが大切ですね。

若々しい毛細血管を手に入れるためには?

やはり規則正しい生活と適度な息抜きになります。

・運動
手軽にできる手足のグーパー運動はパソコンしながらでもできるのが私は良いなと思ってます。それから、かかと落としも話題になりましたね。こちらも家事の合間にできるのが手軽でオススメです。

・質の良い睡眠
睡眠は細胞の修復に関わっているのでとても大切ですね。寝る前はスマートフォンやパソコンを見るのを控えると、良い睡眠が取れると言われています。また、お好きなリラックスできる香りをお部屋にたくのも良いでしょう。
私は枕の代わりに、ハーブの入ったネックウォーマー、ルーヴルドーのネックウォーマーを重ねた上にタオルをかぶせて枕にしています。ほのかに、レモングラスの香りがして癒されます。また、ルーヴルドーのウォーマーから発生している生育光線、マイナスイオンで血管がキレイになるのじゃないかと、期待を寄せています。

・ストレッチ
入浴後のストレッチで副交感神経が優位になりますし、血液の循環も良くなりますね。また、血管に刺激を与えることも良いと聞いたことがあります。体をほぐしに行かれるも良いでしょう。
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・シナモン
毛細血管を修復するとされているシナモンを日常に取り入れてみるのもオススメです。身近な食べ物ではシナモントーストや飲み物に少し振りかけるのも良いですね。他には、ルイボスティーにも同じく毛細血管が若返ると期待されています。

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まとめ
いかがでしたでしょうか。日常のストレスや老化で壊れやすい毛細血管ですが、ちょっとしたことで若返りも可能と言われています。毛細血管を若返らせるために少し意識してみてはいかがでしょうか。



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