更新日 2018.12.08

美容と健康に悪影響!怖い静電気とは?

服を脱いだ時やドアノブを持った時などに起こる「静電気」

乾燥するこれからの季節、ドアノブを握るたびにドキドキしてしまいますね。

この嫌な静電気、バチっと痛いだけでなく、実は美容や健康にとってよくない影響があるのはご存知でしたでしょうか。

今回はなぜ静電気は起こるのか、どうしたら予防できるのかをお伝えいたします。

◎静電気はどうやって起こる?

静電気は摩擦、乾燥によって起こります。

この世に存在するもの、私たち人間も、電気を持っていて、その電気のプラスとマイナス電子が同量の時は何も感じないのですが、摩擦などの強い力がかかった時に、マイナスの電子が剥がれてしまい、プラスの電子だけが残ってしまうとされています。この状態を帯電と言います。この時、プラスを帯びたもの(例:私たちのからだ)は、触れたものにある(例:ドアノブ)マイナスイオンと結合しようとし、触れたもの(ドアノブ)からマイナスイオンが引き寄せられ、結合する瞬間に静電気が発生します。

また、静電気は空気中の水分を通して放電されるのですが、空気が乾燥していると空気中の水分が減るので、体から放電される静電気の量が減り、静電気を感じやすくなります。

 

◎静電気が起こると肌や髪、身体にはどんな影響があるの?

肌への影響

肌の乾燥や衣服によって静電気が発生したあの瞬間、肌の角質層が傷つけられ、外敵の刺激を受けやすく、皮膚に炎症が起きてしまうことがあります。さらに、静電気により肌のバリア機能が壊れてしまうとより肌も乾燥しやすくなります。また、肌に静電気がたまるとホコリや汚れを引き寄せてしまいます。すると肌にホコリや汚れが付着してしまい、肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。そのため冬のお肌は静電気を防ぐことも大切になってくるのです。

 

髪への影響

静電気は肌だけでなく髪の毛のキューティクルにもダメージを与えます。静電気によって刺激を受けるとキューティクルが壊されてしまい、髪にとって必要なタンパク質や水分が流出してしまうのです。このことによって枝毛や切れ毛などの髪のトラブルに繋がってしまいます。

 

身体への影響

静電気をためやすい人は肌や髪のトラブルだけでなく、からだの不調をも感じるようになります。それはなぜかと言うと、からだからビタミンCやカルシウムが流出し免疫力が下がってしまうからです。

また、寝不足や食生活など生活習慣の乱れている人、冷え性、肩こり、ストレスの多い人は体がプラスイオン状態の傾向にあるので、電気を呼び寄せてしまい静電気を感じやすいと言えるでしょう。

 

◎静電気を防ぐ対策は?

肌を保湿する

乾燥が原因で静電気を感じやすくなるとお話ししました。春夏は肌が乾燥していても空気中の水分がある程度あるので肌表面の水分を使って空気中に放電できるのですが、冬は空気中の水分が減ってしまうため自然放電できなくなり静電気が起こりやすくなります。

そのため乾燥肌予防に、部屋に加湿器を置くと良いでしょう。ただ良いからといって湿度が高すぎてもカビなどが発生してしまうので湿度は50%前後を保ちましょう。

また、肌はとても薄いので、肌のバリア機能が壊れないように、洗顔やからだを洗うときはゴシゴシ洗わないようにし、優しく洗うようにしていきましょう。肌を清潔にした後は、保湿をしっかりと行いましょう。保湿をすることでターンオーバーが正常になり乾燥肌を防ぐことができるようになります。

髪を保湿する

髪の乾燥も静電気を起こしやすくなります。乾燥を抑えるために保湿するシャンプーやトリートメント、ヘアオイルを使用しましょう。毎日のちょっとしたことから改善することで、予防が可能になります。

・ゴシゴシとシャンプーをしない

・ドライヤーを近づけて乾かさない

・ヘアアイロンを使いすぎない

・自然乾燥をしない

など

シャンプーするときは、最初にお湯で汚れをある程度流してから、シャンプーの泡で頭皮を優しく洗うようにしましょう。頭皮に優しい、界面活性剤が入っていない石鹸シャンプーがおすすめです。

 

また、ドライヤーは高温でない髪に優しいドライヤーもあります。乾燥を防げるので静電気が発生しにくくなるのが嬉しいですね。例えば、ルーヴルドーの復元ドライヤーは、低温なだけではなくマイナスイオンや生育光線も発生しているので髪を乾かしながらキューティクルも整い健やかな髪も手に入ります。

帯電しやすい衣服を身につけないようにする

化学繊維のものは帯電しやすいと言われているので、天然繊維のものを選んでいきましょう。摩擦の起こりにくい絹や綿、麻がおすすめです。

 

血行を良くする

血行が悪いと帯電しやすい体質と言えます。血行をよくすることでプラスとマイナス電子のバランスが整い、静電気を予防できるとされています。冷え性、肩こり、腰痛、乾燥肌も血行不良が原因の1つと言えます。

・足湯

・肩甲骨回し、ウォーキングなどの適度な運動

・温かい飲み物

・リラックス

・マッサージ

などで血行をよくしていきましょう。

 

血行をよくすることは体にとってとても良いことですが、さらに静電気予防にもなるなんて良いことづくめですね!

 

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kirei.press編集部です!ここでは、35歳以上の女性、男性に向けた健康と美容に必要な情報をお届けいたします。
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